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吉野作造記念館
記念館は「大正デモクラシーの旗手」と称される地元出身の思想家、吉野作造(1878~1933)を研究し、資料を展示している。
大正デモクラシーの旗手で政治学者の吉野作造を、貴重な資料や映像で紹介する記念館。常設展示室では、吉野の功績や人間像を「プロローグ」「アカデミズムの人・吉野作造」「ジャーナリズムの人・吉野作造」などの5つのコーナー構成で紹介する。巨大スクリーンを使い、民本主義を提唱した吉野の生涯を子供でも分かるように表現した映像の上映も行う。吉野に関する講演会や企画展示を開催する他、希望者には所要時間やテーマなど利用者の要望に合わせたオーダーメイド解説(要申込み)を実施。土産・記念品にもなる一筆せん・レターセット・ポストカードなども販売している。 |
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東京帝国大学教授法学博士。「民本主義」を主張し、大正デモクラシーの中心となった人物。
吉野作造が活躍していた当時、国を動かす政府の官僚たちは、国民の幸せより一部の人たちの都合を中心に考えていました。そこで吉野作造は「政治とは国民全体の幸福を中心に考えるべきだ」として、民衆を政治の根本におく「民本主義」を主張しました。