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照夜姫像
四季を通して神秘的な佇まいを見せる人工湖。
化女沼は自然の湖を利用して造られたダムで正式には化女沼ダムといいます。主に洪水調整や農業用水の確保を目的として造られており1976年に着工し1995年に竣工しました。

化女沼はダム公園としての整備が実施され、湖畔にはアカマツやクリ等の植樹がなされている。また、湖内にはヒシやヒルムシロ、ヨシ、ショウブ等の126科783種の植物が生育している。ヒシクイやマガン、オオハクチョウなどの渡り鳥が数多く飛来しており、オジロワシやオオワシなどの猛禽類の生息も確認されている。このため、2008年(平成20年)8月1日に国指定化女沼鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されている(面積78ha、うち特別保護地区34ha)。同年10月30日にはラムサール条約の登録湿地となった。
周囲には公園として整備された、湖畔の廻る遊歩道やピクニックエリア・あやめ園などがあります。

照夜姫伝説(照夜姫像 右上部)
むかし、沼のほとりに長者が住んでおり、1人の美しい娘があった。娘は、朝な夕なその美しい姿を沼辺に見せていた。すると、そのあまりな美しさに、沢山の蛇が水面に集まるようになった。ある秋の夕暮れのこと、みずもしたたるような美しい若い衆がここを通りかかり、許しを乞うて長者の家に泊まるようになった。 やがて、若い衆はいずこともなく旅立つことになるが、娘はいたく別れを惜しみ、嘆き悲しんだ。 その後、打ち沈む娘の姿に、長者の家はひっそりと淋しい毎日が続いた。ある日、物思いにふけりつつ草原で身を横たえていた娘は、身体に異常を感じ、あわてて館に戻った。その夜娘は産気づき白い蛇の子どもを産んだ。娘は驚きその蛇の子を追い、愛用の機織り木とともに沼に身を投じた。その後、毎年7月7日の日には、沼の中から機を織る音がするといわれている。 化女沼にまつわる伝説はたくさんあり長者の娘が沼の水を鏡にしていたので化粧沼というのだとも語りつがれています。
4K空撮動画

【2015年化女沼の桜】 
化女沼2000本桜の会は、西暦2000年に化女沼を大崎市の桜の名所にしようと、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、ヤマザクラ、シダレザクラの4種類の桜を植樹しました。
桜の会の活動は、2016年で16年目を迎え、これまでに植樹した桜は2750本となりました。


化女沼冬景色
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ノハナショウブ
化女沼とその周辺の植物は種類数も多く,700種を超える。〜ノハナショウブ〜日当りの良い山野の􏰀􏰀 湿った場所に生える。園芸種の ハナショウブの原種。
オオトリゲモ
絶滅危惧種の該当するオオトリゲモ,タチモ,ナガエミクリなども見られます。〜オオトリゲモ〜湖沼、ため池などに生育する沈水植物。ほぼす べての節で二又状に分枝を繰り返しながら成長 し、長さ50cm を超えることもある。貴重な植 物の一つ。
チョウトンボ
チョウトンボをはじめ,多くのトンボ類が見られるほか,魚類は15種類確認されています。〜チョウトンボ〜羽が全体的に黒っぽい色でおおわれ、光の角度によって虹色に光ります。この羽の色の見え方がとても楽しめるとんぼのひとつです。
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亜種ヒシクイ
冬には希少なガンである,亜種ヒシクイの最大の生息地となり,日本へ飛来する群れのほぼ全数が,化女沼で越冬します。
オオハクチョウ
その他にもマガン,トモエガモ,オオハクチョウやオジロワシなどが生息し,これまで112種の鳥類が確認されています。
化女沼龍神
沼の畔に祀られている化女沼龍神
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化女沼ダム観測所
化女沼ダムでは訪れた方々に美しい環境を提供するため、スマイルサポーターを中心に周辺地域の方々や大崎市などが協力して清掃活動を行っています。
化女沼周辺地図
アクセス
【施設概要】
ダムに関するパネルや化女沼にまつわる伝説,化女沼で観察できる鳥,魚,水生植物などをパネルなどの展示を行っています。
【入館料】無料
名 称:化女沼観光資料館
住 所:宮城県大崎市古川小野字遠沢2番2号
開館時間:9:30〜16:30
駐車場:有り
定休日:毎週月曜日(冬季は変更あり)
電 話:0229-28-1353