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旧有備館及び庭園
岩出山伊達氏の学問所として発達した。
 地方領主の学問所有備館の建物は、寛文3年(1663)岩出山二代領主伊達宗敏のとき、二の丸が火災で焼失した際に仮居館として建てられたものです。その後元禄4年(1691)三代敏親はこの建物を「春学館」と名付け、学問所を開設し、翌元禄5年に現在の御池小路に移転して「有備館」と名を改めました。寄せ棟茅葺き書院造りの簡素な建物は、江戸時代の学問所の姿を今に伝える貴重な文化財です。 庭園は、四代領主村泰治世の正徳5年(1745)、仙台藩石洲茶道三代清水道竿によって作庭されました。伊達政宗が居城した岩出山城本丸跡の断崖を借景として池中に島を配した回遊式池泉庭園です。
大崎市の中心部から北西に約12キロ,車で15分余りの距離に位置し,国指定史跡・名勝の「旧有備館及び庭園」や,全国疎水百選に選ばれた「内川」など伊達政宗公の城下町としての面影が残る町。
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岩出山駅
駅舎は岩出山城をモチーフとした和装駅舎に改装。ホーム上には木造の待合室があり、ホームと駅舎との間は跨線橋で連絡している。
また、旧駅舎を活用して、観光物産センターと鉄道資料館(ポッポランド)があります。

1913年(大正2年)4月20日 開業。
1983年(昭和58年)3月7日 CTC化により、業務委託化。
1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
2008年(平成20年)9月1日 仙台宮城デスティネーションキャンペーンにあわせ、駅舎を岩出山城をイメージしたデザインに改装。
(大崎市岩出山字東川原84)
有備館駅
開業年月日 1996年(平成8年)3月16日。
単式ホーム1面1線を有する地上駅である。
古川駅管理の無人駅で、待合室内には、簡易自動券売機が設備されている。
「日本最古の学問所『有備館』の施設のためにできた駅」として、2002年 、東北の駅百選に選定された。
仙台駅2階コンコースに設置されていた伊達政宗騎馬像が移設され、2008年3月16日より、駅舎前広場に展示されている。
(大崎市岩出山字上川原町9-1)
森民酒造/みんてん工房
創業明治16年。有備館と共に城下町である岩出山の雰囲気を伝える貴重な文化財と言えます。店蔵は木造2階建ての切妻平入りの塗屋造りで、母屋や続く大きな門が隣接しています。土蔵や酒蔵などが、敷地を取り囲むように配置され、それらを板塀で繋いでる為、広大の敷地全体が景観に良い影響を与えています。敷地内には昭和初期に建てられたという昭和レトロ館やみんてん工房などがあり、地域に対しても貢献しています。
現在は特定名称酒を中心に森泉(もりいずみ)、奥の細道という名称の酒を製造。原料米は地元の食米「ヒトメボレ」を中心に、蔵の井戸から湧く軟水を使用。森泉は一般的な宮城の酒とは正反対の濃醇甘口酒。
(大崎市岩出山字上川原町15)
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城山公園
天正十九年に伊達政宗が米沢から城を移し、慶長八年に仙台に移るまでの十二年間居住した地である。
「さんさ時雨」の発祥地で、昭和三十九年(1964)に政宗の像が仙台市護国神社(ごこく)境内から移築され、これを契機として毎年八月十日(旧暦)政宗公まつりが行われるようになった。
 現在、城跡には石垣の一部が残るだけだが、一帯が城山公園として整備されており、桜やツツジなどが植えられ、花の季節には訪れる人が多い。
(大崎市岩出山字城山地内)
あ・ら・伊達な道の駅
あ・ら・伊達な道の駅は、宮城県と山形県を結ぶ47号沿いにあり、多くの方々が立ち寄れる憩いの場を提供します。郵便局や駐在所がある安心して利用できる地域振興施設として、農林産物を主体とする地場産加工品の販売と地域特産の食材を活かした食事、さらに道路情報のほか、町の様々な情報を発信提供します。また、「姉妹都市物産展」等のイベントを開催、併せて生産者から直接新鮮な農産物を提供します。道の駅内は、緑に囲まれたくつろぎと安らぎのある休憩施設です。
(大崎市岩出山池月字下宮道下4-1)
内川
有備館の裏手から内川の流れに沿って遊歩道「学問の道」が整備されました。
 内川のほとりには、「学問の道」として散策路を整備し、親水公園・ポケットパーク・人道橋などを配置し歴史ある多数の樹木を保存しながら町民の憩いの場や訪れる観光客の目を楽しませている。
内川は農林水産省の「疏水百選(2006年)に選ばれています。
(大崎市岩出山字上川原町)
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竹工芸館
岩出山は竹細工のまち。宮城県指定伝統的工芸品の「岩出山しの竹細工」は、享保年間(1720年ごろ)、岩出山城第四代城主伊達村泰公が京都から職人を呼び、藩士の手仕事として奨励したことに始まると伝えられています。しの竹の皮だけを使い、表皮を内側にして編み上げており、指先に優しく水はけがよいなど、機能的に優れているところが大きな特徴です。大崎市竹工芸館ではそのよさを理解してもらうため、職人の製作風景を見学でき、竹とんぼや一輪挿しなどの竹細工体験も行っています。
(大崎市岩出山ニノ構115)
いこいの森
森林浴を楽しみながら、心もリフレッシュ。
キャンプ施設のみ有料で、他は無料開放。家族に人気のキャンプ場です。
5月上旬には、満開の八重桜も堪能できます。
営業期間:4月下旬から11月下旬
(大崎市岩出山字木通沢132番地1)
日本刀の源流 中鉢美術館
わが国の美術工芸品の中で世界から最高の評価を得ている日本刀。その源流が東北にあったことの歴史・作品を紹介する美術館が2010年夏、岩出山の旧有備館向かいに開館。松山の刀匠・法華三郎信房氏のルーツもそこに。
(大崎市岩出山字上川原町7-6)
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旧有備館及び園庭
国指定史跡・名勝。
岩出山伊達家2代目宗敏の隠居所として建てられ、のちに家臣の子弟教育の学問所となった旧有備館。

東日本大震災により「御改所(主屋)」が倒壊し、附属屋は壁や屋根に被害がおよび、庭園の各所に地割れや陥没の被害がありました。
平成25年11月から始まりました主屋・附属屋等復旧工事が平成27年3月に、正門復旧工事、建物内部の常設展示製作業務は平成28年3月で完了し、平成28年4月26日(火曜日)から建物内部の公開を再開しています。
(大崎市岩出山字上川原町6)
 
感覚ミュージアム
感覚ミュージアムは視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった、私たちの持っている"五感"をテーマとするミュージアムです。
このミュージアムの目的は、感覚体験を通して感性を磨き、想像力を高めることで、物質文明に生きる私たちが失いがちな「ゆとり」や「心の豊かさ」を取り戻すことにあります。 ダイアローグゾーン(身体感覚空間)とモノローグゾーン(瞑想空間)の二つのゾーンからなる館内には、見る、聞く、触れる、嗅ぐといった体験により、感覚を意識することのできる展示がいっぱい。子供から高齢者まで、あらゆる世代が、さまざまな体験を通して、楽しみながらイマジネーションを高めることが可能です。
(大崎市 岩出山字下川原町100)
政宗公まつり
大崎市岩出山は、政宗公が仙台城へ移る前の12年間、血気盛んな青年時代を過ごした地です。
政宗公にゆかりがある大崎市岩出山で開催されるお祭りが政宗公まつりで、昭和39年、仙台城に鎮座していた「政宗公平和像」が岩出山城跡に移されたことを契機に始められました。

今から約420年前の文禄元年、政宗公が3,000人の兵を率いて岩出山を出発し上洛した様子を再現した武者行列が町内を練り歩き、きらびやかに身を装った騎馬武者隊や甲冑武者隊などの勇壮な様子は、まさに動く戦国絵巻そのものです。
(大崎市岩出山字船場21)
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バルーンフェスティバル
岩出山を流れる江合川にある、あったか河川公園において行われる。毎年全国から多数の参加者があり、河川公園は色鮮やかなバルーンで埋め尽くされる。大会期間中は、毎日熱気球の体験試乗が行われるほか、「夢ふうせん大空飛行」など関連イベントも開催される。
(大崎市岩出山下川原町)
 

 
アクセス
岩出山のまつり、催し、レジャー、名勝などのお問い合わせは、岩出山総合支所地域振興課まで。
名 称:岩出山総合支所地域振興課
住 所:宮城県大崎市岩出山船場21
開館時間:
電 話: 0229-72-1211