受け継がれる約三百年の伝統 先代からの味を守りつつ、伝統と進化を次の百年へ・・・

享保二年(1717年)創業から、酒まんぢうの美味しさを伝えて約三百年続く岩出山の老舗。初代の名前から名付けたという「花山太右衛門商店」さんを取材させて頂きました。

動画リポート

全国菓子大博覧会名誉大賞受賞

4年に1度開催されるお菓子のオリンピック!全国菓子大博覧会。第20回(1984年)に行われた大会では、見事「名誉大賞」を受賞された花山太右衛門商店の「酒まんぢう」。審査基準もかなり厳しく、一番は地域性となっており、地元の物を使った物であるという事が評価にかかわっているそうです。

岩出山は昔から発酵食品が多く作られており、酒まんぢうもどぶろくを使用した和菓子です。現在は、15代目となる花山香織さんが昔ながらの製法を守り、三百年の歴史と伝統を受け継いでいます。

酒まんぢうは、秘伝のどぶろくと小麦粉のみで生地を作り、自家製のあんこを入れ蒸しあげます。イースト菌は使用せず、お酒の発酵力で膨らませているので、ほのかなお酒の香りがする皮と、独特なあんこの甘みが絶妙に合います。添加物は一切入っておらず、またお酒は低アルコールなので、卵アレルギーの方や、小さいお子さんからお酒が苦手な方でも安全に美味しく召し上がっていただけます。

15代目 花山香織さん

 

15代目の香織さんは、三百年の伝統を守りながら、いつの時代も培ってきた技や経験に新しい感性を取り入れ、お客様のニーズに合った商品を提供していきたいと、酒まんぢうに衣をつけてカラッと揚げた”揚げまんぢう”や、岩出山の佐藤農場さんの梅を使った”梅ぇ酒まんぢう”を考案し販売しています。

お店では地元名産品も取扱っています。

お吸い物などに岩出山名産丸い形の”まんじゅう麩”や、古川名物パパ好みで有名な松倉さん製造の”黒豆茶”。料理のちょい足しや、つけダレなど色々使える”よっちゃんなんばん”、名物おおくぼ製菓の”かりんとう”など、地元の名産品も販売していました。

花山太右衛門商店さんでは、岩出山バイパス沿いにあります「カフェTAWEMON」も経営されています。こちらのお店は来週ご紹介する予定ですので、お楽しみに!

仙台銘菓 酒まんじゅう販売

老舗の味 花山太右衛門商店

 

大崎市岩出山字二の構147番地

営業時間:8:30〜17:00

定 休 日:第3月曜日

電話番号:0229-72-1004

HP:http://www.hanayama-manjyuu.jp